大学、高校、組織、団体また個人は、これらに限りませんが、以下のような多種多様な理由・目的から、BEVIを使用しています。

適用可能性

 BEVIは、種々の状況や場面での使用に対応しています。例えば、応用的観点からは、個人が

1) 自分自身、他者、またより広い世界について持っている、信条・価値観を理解する
2) このような信条・価値観が、学習、個人的な成長、人間関係、また人生の目標の追求にどのように貢献するのか(または貢献しないのか)を理解する、ことを補助します。

 BEVIは、評価及び研究的観点から、

1)「誰が何を、なぜ、どのような状況で学習するのか」といった疑問に答える補助をし、
2) 信条・価値観の獲得、維持、変化に関連する複雑なプロセスの検証を可能にし、
3) 黙示的または明示的に、成長、学習または変化を促進する目的で作られた教育プログラムの影響・効果を分析します。

応用可能性

 BEVIは、様々な学習体験のプロセスや成果の評価から、個人や集団の成長や発達の促進まで、様々な目的のために柔軟に使用することができます。具体的には、BEVIは以下の分野に応用することができます(「BEVIワークショップ」を参照)。

  • 学習体験の評価(海外留学、異文化コース、教養教育、研修プログラム/ワークショップ、サービス・ラーニングなど)
  • 学習プロセスの理解(誰が、何を、なぜ、どのような状況で学習するのかなど)
  • 学習目標の促進(自分、他者、広い世界に対する認識の強化など)
  • 教育やプログラムの質の向上(どの体験、コース、プログラムなどがどのような影響を持つのか、またその理由)
  • 成長と発達の促進(個人、集団、組織の各レベルでの)
  • 研究(人はどのように、なぜ、どのような状況で異なる文化に対して「オープン」になるのか、など)
  • 組織からの要求への対応(スタッフ/リーダーの育成など)
  • 評価や認証評価における要件の充足(目標とアウトカムの証明など)
優れた信頼性及び妥当性

 優れた信頼性に加え、その妥当性については、BEVIが集団構成員のジェンダー、民族的背景、両親の収入、政治的志向、宗教的志向といった様々な人口統計的項目について推定できることを示した多数の研究によって証明されています(「BEVIの妥当性」を参照)。

理論的及び実証的基盤

 BEVIの理論的及び実証的基盤は強固なものです。20年以上にわたるBEVIの開発過程において、BEVIについての多数の学際的な研究者及びテスト開発専門家による多様な分析、検証、研究が行われてきました。BEVIの因子構造は、数十年かけて培われたEI理論またEIセルフと適切に統合されており、私たち自身が信じているものを信じる理由や、信条・価値観がいつ、どのようにまたどのような状況で獲得、維持、変化するのかを説明する一助となります。

Webによる利用

 BEVIテストはウェブサイト上で提供されており、日本語また英語で、世界中どこからでもアクセスすることができます。このような簡便性は、個人はもとより集団、大学また組織にとって明らかな利点であり、データの管理や分析も全てWeb上で行うことが可能です。

 テストデータは、サーバー上のBEVIプログラムにより自動的に統計処理が行われ、グループ・レポートをWeb上のツールで即座に作成・確認することができます。個人別のBEVI解説レポートは、全ての質問への回答終了後、即座に登録したメールアドレスに自動的に送付されます。

柔軟性・適切な費用

 現在のウェブベースのBEVIのデータ構造は、将来におけるより詳細な分析や他の分析ツールのデータとの結合のため、最適のモデルやシステムを提供しています。希望する場合には、カスタム化された分析も行うことができ、これにより大学、組織、団体は、非常に具体的な分析を行うことが可能となります。テスト実施、レポート作成、認証ワークショップのための費用は意図的に低く設定されています。

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Available through Amazon and Barnes and Noble. Making Sense of Believes and Values provides much more information about the BEVI and its usage in multiple settings and contexts.